週刊金融財政事情に弊社前田のコメントが紹介されました

週刊金融財政事情2025年7月15日号「金融商品会計基準の見直しで、救済措置が導入の足かせにも」の記事内にて、弊社会長前田順一郎のコメントが紹介されました。

記事では、中堅、小規模の地銀などの新会計基準(日本版IFRS9)への対応に関して、弊社会長の前田が公認会計士としての観点から以下の点について指摘したコメントが掲載されております。

  • 将来的なIFRS適用を想定しない地銀などにとって、IFRSと同等のステップ2を採用する負担はあまりにも重く、中堅・小規模の地銀などがステップ2を選ぶことは現実的ではない
  • もっとも、単純に同じ前提条件で試算すれば、ステップ4の方が引当額は大きくなるが、本来、同じ貸出ポートフォリオに対する引当額は同じ額であるべき
  • 最終的にステップ4を採用するとしても、いったんはステップ2による大まかな試算を行った上で、その試算結果との差異が生じる原因を分析しながらステップ4による具体的な算定方法を検討するのが望ましい